与論島はダイビングポイントが盛りだくさん!海底に眠るロマンを探る
与論島は沖縄本島から南へ約20キロに位置し、美しい海に囲まれた小さな楽園です。
この島は透明度の高い海と豊かな海洋生物で知られ、ダイビング愛好者にとって魅力的なダイビングポイントが点在しています。
また、初心者から上級者まで、幅広いレベルに対応したダイビングスポットが揃っているため、どんなダイバーも満足できるでしょう。
島の温暖な気候と透明度抜群の海で、心身ともにリフレッシュしながら大自然を堪能できるのも与論島ならではの魅力です。
本記事では、そんな与論島のダイビングスポットを9か所選りすぐって紹介します。
与論島でおすすめのダイビングポイント
それでは早速、与論島でおすすめのダイビングポイントを紹介していきます!
海中宮殿


水深18mと比較的浅く穏やかなポイント。2003年に古代ギリシャの宮殿をイメージして造られた人工物で、当時は与論観光発展のために造られたものでした。
宮殿の天窓はハート形にくり抜かれており周りは真っ白な砂地で、天窓のハートから降り注ぐブルーの光は幻想的かつ神秘的で写真映えスポットとしておすすめです。
神殿の周りもたくさんのサンゴや魚が豊富で、初めてのダイビングでも楽しめるおすすめポイント。
このポイントで水中結婚式を挙げるカップルもいるんです!
沈船あまみ

画像はイメージです
全長約51mで圧倒的な迫力!海の透明度の良さから沈船全体を一望できることが多く、沈船好きのダイバーにはたまらないポイントです。
潮の干潮にもよりますが、最大水深が深いため、潜るにはアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー(PADI)以上のライセンスが必須となっています。
青の洞窟

画像はイメージです
こちらはダイビングスポットではありませんが、百合が浜の出現予想日とその前後の日に開催されるツアーにてスキンダイビングなどで岩の中の洞窟にトレッキング感覚で向かい、洞窟を楽しむものとなっています。
長崎の塔

3つの巨大な岩柱が立つポイントで、そのうちの1つは人の横顔のような形をしていることから“人面岩”と言われている名物ポイント。
奇妙な形の岩が多く、周辺はアーチやトンネルといった水中探検が楽しめ、コースによって何通りもの楽しみ方があるので、何度潜っても飽きないポイントとなっています。
イソマグロやギンガメアジなどの大型回遊魚と遭遇する確率も高いのが魅力です。
マーメイドロック

画像はイメージです
沖合にひょうたんのような形の岩があり、それを横から見るとジュゴンのような形に見え(ジュゴンはもともと人魚のモデルになったという説から)、この岩があるポイントをマーメイドロックと呼ぶようになったのが由来とされています。
名前とは裏腹にダイナミックで豪快な地形が魅力のポイント。
水深50m以上のドロップオフだけでなく、浅瀬では白い砂地に光が差し込みとても幻想的で癒されることでしょう。オコゼやウミウシの種類が多いスポットでもあります。
キャニオン

画像はイメージです
このポイントの名前の由来は、世界最大と称されるアメリカの大渓谷、グランドキャニオンから。
水中版のグランドキャニオンとも呼ばれ、グランドキャニオンに負けず劣らずなダイナミックな地形がダイバーに人気のポイントであり、まるで水中でアドベンチャーをしているかのような冒険心が掻き立てられるスポットです。
岩と岩の間を縫うように泳ぐことができ、時々差し込む青い光線が幻想的。何度潜ってもいつも新しい発見があり、飽きることなく楽しめます。
冬になるとマクロ生物が増えるので、写真を取りに冬の時期を狙って潜るダイバーさんも多いスポットです。
皆田海岸

主にシュノーケルで楽しむスポット。ウミガメがいる率が高く、気が付いたら隣で泳いでいることも!
沖でサンゴを観察したり、浅瀬でもチョウチョウウオやツノダシなどカラフルな魚たちを見ることができちゃいます!
宇勝のアーチ

宇勝(ウァーチ)海岸近くのダイビングポイントでは、ドロップ沿いの棚に大きな縦穴を潜り抜けるポイントで、穴を一気に降りるのがまるでアトラクションのフリーホールに乗っているような感覚を楽しめます。
海底から見上げる景色は絶景で、主に夏におすすめのダイビングスポットとして知られます。
ヨロンコロン

画像はイメージです
入口から真っ暗な洞窟が広がり、洞窟内部はロータリーのようになっているので迷う心配はありませんが、ライトは必須です。
水中探検をする気分になり、洞窟好きには特にたまらないポイント!暗闇を好む生物が多く生息しています。
関連記事:与論島の絶景百合ヶ浜|魅力や出現予定について解説
与論島はどのシーズンでもダイビングを楽しめる!
与論島のダイビングについては一年を通してダイビングを行える環境が整っており、夏季=5月中旬~10月末、冬季=11月上旬~5月中旬として扱います。
夏季と冬季でそれぞれ違う海中生物を楽しめるので、その代表的なものを紹介します。
夏季に楽しめる生物
- 沈船あまみ
サメやイソマグロなどの大物回遊魚、ロウニンアジ、ネムリブカ、ヨスジフエダイ、グルクンの群れ、ヤッコの幼魚やスズメダイなど - 海中宮殿
ハナミノカサゴ、マダラタルミやハマフエフキ、ハタタテハゼやスズメダイ系の幼魚など - 宇勝(ウァーチ)海岸
ヘルフリッチ、ハタタテハゼ、ニラミハナダイなど
その他のマクロ生物も豊富で、ハゼ類やウミウシ、ヤイトヤッコやヒレナガヤッコ、トサヤッコ、メガネゴンベ、カスミチョウチョウウオの群れ、キンギョハナダイなどが見られます。
冬季に楽しめる生物
- 長崎の塔
ギンガメアジの群れ、磯マグロの回遊など - マーメイドロック
ヒメニラミベニハゼ、ヨコシマニセモチノウオ、フチドリハナダイ、カスミチョウチョウウオなど - ヨロン・コロン
イセエビ、クマザサハナムロなど - キャニオン
クマザサハナムロ、ホウセキキントキ、エビやカニなど
与論島でおすすめのダイビングツアー
AMADAと提携しているダイビングショップは現在なく、ネット上で検索して出てくるダイビングショップのほとんどが初心者向けの浅瀬のコースを展開しており、中・上級者向けのダイビングを専門とするダイビングガイドサービス店などもあります。
コースやツアーは季節や天候によって異なることが多いので、ぜひ夏季と冬季の違った魅力を楽しんでくださいね!
関連記事:与論島でシュノーケリングするならどこのビーチがおすすめ?ツアーの費用についてもご紹介
与論島のダイビングに関する質問
与論島のダイビングはライセンスが必要?
A.インストラクターがつく体験ダイビングであれば可能です。
与論島のダイビングポイントで初心者にもおすすめなのは?
A.記事冒頭の前半で紹介した海中宮殿、マーメイドロック、長崎の塔などはダイビングの難易度もそれほど高くなく、ダイビング初挑戦となるカップルなどにも人気のスポットとなっています。
与論島の海の冬の水温はどれくらい?
A.与論島は冬でも水温が20℃前後あるのでウェットスーツを着用すれば問題なくダイビングを楽しめますが、気温は10℃台なので、水温よりもむしろ気温に気をつかった防寒対策を万全にしましょう。
関連記事:与論島のおすすめホテルをご紹介!高級部門3選と格安部門3選
まとめ
与論島では一年を通してダイビングを楽しめるので、ダイバーの方には季節ごとに異なるポイントの魅力を存分に楽しんでいただけます。
また、経験者だけでなく初心者の方でも十分に楽しめる浅瀬のポイントが多く、今までに見たことのないほどの透明度の高い海で、可愛らしい生物やサンゴの美しさに、ぜひ魅了されてください!